インタビュー&トピックス

トップページ > トピックス・リスト > トピックス



million topics

夕刊フジ創刊45周年 オレンジ世代応援コンサート
 ソリストの近藤嘉宏さんに、コンサートの聴きどころを訊きました!

  2014年9月9日(火)19時開演 東京芸術劇場コンサートホール
  指揮:広上淳一 ピアノ:近藤嘉宏 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

近藤嘉宏

ベートーヴェンの「皇帝」を演奏する、近藤嘉宏さん


がんばれ! オレンジ世代(シニア&シルバー世代)!!

来る2014年9月9日(火)19時より、東京芸術劇場コンサートホール(東京・池袋)で開催される、「夕刊フジ創刊45周年 オレンジ世代応援コンサート」まで、残すところあとわずかとなりました。

『夕刊フジ』では創刊45周年を機に、世にいう「シニア世代」あるいは「シルバー世代」を、同紙の「カラー」でもあり、充実感やチャレンジ精神を掻き立てる暖色のオレンジ色を当てはめて、「オレンジ世代」という表現で応援していくキャンペーンを展開しています。

そのキャンペーンの一環である、「オレンジ世代応援コンサート」にソリストとして出演するピアニストの近藤嘉宏さんから、コンサートの聴きどころ、「オレンジ世代」についてのご自身の想いについてのコメントが届きました!


◎ 今回演奏されるベートーヴェンの「皇帝」について、その魅力を教えてください。

 まず、何と言っても圧倒的な冒頭! 曲の最初からこれほど圧倒される曲は、古今東西のピアノ協奏曲のなかでも横綱クラスでしょう。

 冒頭から登場するピアノ・ソロは、これこそピアニズム!といったきらびやかな雰囲気です。いきなりピアノのソロで始まる作風は、当時は斬新だったでしょうね。
 第2楽章は一変してゆったりとした夢心地な雰囲気。ベートーヴェンのロマンティストとしての一面を垣間見る事ができる楽章です。
 続く第3楽章は躍動感があり、音楽から溢れる喜びが感じられるようです。

 ベートーヴェンの残した5曲のピアノ協奏曲の中でも、この第5番は特に絢爛豪華な作品で、全編力強さと美しい旋律とのバランスが非常に良い名曲中の名曲。一度聴いたらきっと忘れられないと思いますよ。
 堅物というイメージのベートーヴェンですが、第5番の持つ気高さ、またほかの作品にも共通する叙情的な部分やセンチメンタルな部分は、ベートーヴェン自身の持っている要素でもあり、それが作品の魅力に繋がっているんだと思います。


◎ オレンジ世代の仲間入りをして感じることは?

 20代30代でチャレンジした事って、その時はベストを尽くして物事を深く掘り下げたつもりでも、今思うと実は深層まではたどり着いていないんですよね、外側に触れただけというか。

 いま40代にさしかかり、物事の深層心理が見え始めているというか、その端っこでも持てるようになったという実感があります。そしてそこから掴みとることが、本物に繋がっていくんだと思います。音楽家として年齢を重ねる事が楽しく感じられるのは、幸せな事です。


◎ コンサートを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

 このコンサートで演奏する作品は、どれも聴いたことのある作品ばかりなので、初めてクラシック・コンサートに足を運ぶ方も、安心して聴きにきて欲しいと思います。

 僕自身、(指揮の)広上さんとの共演は初めてなので、今からコンサートで演奏することがとても楽しみです。そして、僕の演奏する「皇帝」は喜びに溢れた曲であると当時に、とてもポジティブな音楽。「前を向いて進む」「チャレンジする」というイメージが湧くような曲なので、コンサートを聴いて元気になってもらえたら嬉しいです。

公演の詳細はこちら>>

オレンジ世代応援コンサートチラシ


このページのトップへ戻る

トップページへ戻る