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訃報
フルート奏者 峰岸壮一氏

2023年7月30日

 弊社所属フルート奏者の峰岸壮一は、2023年7月24日老衰のため逝去いたしました(享年90)。
 ここに生前のご厚誼に対し、深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
 なお葬儀は近親者のみですでに執り行い、後日、門下生主宰による「峰岸先生をしのぶ会」が開催される予定です。

峰岸壮一


峰岸壮一(フルート奏者)

 1932年東京に生まれる。フルートを林りり子氏に師事。1950年NHK洋楽オーディションに合格。1951年東京交響楽団研究員。1955年慶應義塾大学卒業と同時に東京交響楽団に入団。1956年に日本フィルハーモニー交響楽団設立に参加し、首席奏者を務める。1972年新日本フィル交響楽団設立に参加し、その後、長きにわたり首席奏者を務める。
 オーケストラ奏者、ソリストとしての演奏活動、FM放送・TVコマーシャルなどでの演奏により、フルートの魅力を社会に広めた功績は大きい。
 1962年にアメリカのマルボロ音楽祭に参加、マルセル・モイーズに師事した後、世界各国のフルーティストと活発な交流を持ち、日本のフルート界を国際的な水準に高めることに貢献している。また、国際耳鼻科学会で「吹奏中の声門動態について」の発表を行うなど、演奏における生理学的な研究も行なっている。1968年から2009年まで桐朋学園大学音楽学部で、1972年から1988年まで東京音楽大学で教鞭をとるなど、教育面にも力を注いだ。
 神戸国際フルートコンクール、ジュネーヴ国際コンクール、ミュンヘン国際コンクール、日本音楽コンクール等、数多くのコンクールの審査員、審査委員長を歴任。
 新日本フィルハーモニー交響楽団名誉首席、桐朋学園大学音楽学部名誉教授、日本フルート協会名誉会長。


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