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モルゴーア・クァルテット 演奏活動30周年 Vol.2 モルゴーア・ロック祭

プログレの嵐よ、築地に吹き荒れろ!

日時 2023年6月28日(水)19時開演(18時30分開場)
会場 浜離宮朝日ホール(東京・築地)
料金 指定席(限定34席)¥4,500、一般(自由席)¥4,000、学生(自由席)¥2,000
※指定席はミリオンチケット(オンライン・チケットサービス)のみで取扱い。
出演

第1ヴァイオリン:荒井英治

第2ヴァイオリン:戸澤哲夫

ヴィオラ:小野富士

チェロ:藤森亮一

曲目

オール・ロック・プログラム

キング・クリムゾン=レッド/太陽と戦慄 パート2

EL&P=トリロジー/未開人

ピンク・フロイド=原始心母

UK=デンジャー・マネー

ジェネシス=ウォッチャー・オブ・ザ・スカイズ

イエス=シベリアン・カートゥル(荒井version!) 他

[チケット取扱い]

  朝日ホール・チケットセンター TEL.03-3267-9990

  e+(イープラス) https://eplus.jp

  ローソンチケット TEL.0570-000-407

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

  ミリオンチケット(オンライン・チケットサービス)

   ※ミリオンチケットからのお申込みはセブンイレブンでのお引き取りとなります。

[コンサートマネージメント]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638


モルゴーア・クァルテット 演奏活動30周年 Vol.2 モルゴーア・ロック祭・チラシ

モルゴーア・クァルテット 演奏活動30周年 Vol.2 モルゴーア・ロック祭・チラシ

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 モルゴーア・クァルテットがロックに手を染めたのは1997年の秋のこと、結成から5年が経過した頃です。天からの啓示のように降ってきた企画。『ディストラクション』と名付けられることになったCD録音が始まりです。クラシックを生業とする4人が『越境』してロックする!おいおい待てよ、ドラムもヴォーカルも無しでワイルドなロックになるのか??…そうです、その答えを我々は出したのです。

 ロックだからこそ表現されるものはあります。それは『怒り』です。怒りというのはロックを定義するのに不可欠な根源的な要素です。社会の理不尽さに黙ってはいられない行き場のない憤り……それがロックを急速にクリエイティブに発展させました。なかでもプログレッシブ・ロックと呼ばれるジャンルは構成と緻密なアレンジを重要視します。ですから例えば、他のロック・ミュージシャンがカバーしてもほとんどアレンジや構成が変化することはないのです。完成された楽曲をいかにライブで再現させるかが眼目となります。クラシック音楽との共通項がここにあります。

 こう述べてきますと、モルゴーアがショスタコーヴィチの延長線上にプログレを置いている理由もおわかりいただけるのではないでしょうか?

 念のため申し添えますと、このプログレは『いつまで続けるのか無駄な殺戮を!』という叫びが世界中で渦巻くベトナム戦争末期にロンドンで産声をあげたことを忘れてはなりません。生まれるべくして生まれた音楽です。

 このたびプログレ歴25年のモルゴーアは、久しぶりに『プログレ者必殺感涙必至演目』を引っ提げ、新たに世に問いたいと思います。無論、いまだに戦争という狂気を止められない、止めさせられない、人間の英知とやらの愚かさへ、渾身の憤りを込めたとしても当然でしょう。なぜなら、それでこそロックなのですから!

 我ら、精神正常者モルゴーア・クァルテット、ここにあり。不退転の決意、『プログレ祭!』です。



荒井英治



出演者プロフィール


荒井英治(第1ヴァイオリン) Eiji Arai/1st Violin

 元東京フィルハーモニー交響楽団 ソロコンサートマスター


戸澤哲夫(第2ヴァイオリン) Tetsuo Tozawa/2nd Violin

 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 コンサートマスター


小野富士(ヴィオラ) Onofuji/Viola

 元NHK交響楽団 次席ヴィオラ奏者


藤森亮一(チェロ) Ryoichi Fujimori/Violoncello

 NHK交響楽団 首席チェロ奏者



モルゴーア・クァルテット MORGAUA QUARTET/String Quartet


 MORGAUA QUARTET(モルゴーア・クァルテット)は、ショスタコーヴィチの残した15曲の弦楽四重奏曲を演奏するため、1992年秋に結成された弦楽四重奏団。翌'93年6月に第1回定期演奏会を開始。

 2001年1月の第14回定期演奏会でショスタコーヴィチの残した弦楽四重奏曲全15曲を完奏。

 同年4月、第2ヴァイオリンを青木高志から戸澤哲夫に交代。

 2001年11月からは「トリトン・アーツ・ネットワーク」との共催公演で《モルゴーア・クァルテット ショスタコーヴィチ・シリーズ》を5回に亘って行ない、'03年12月に2度目の完奏。

 2003年6月の第19回定期演奏会で、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を完奏。

 2005年4月、マイスター・ミュージックから《ボロディン:弦楽四重奏曲集》を発売。

 2006年6月、第25回定期演奏会で、バルトークの弦楽四重奏曲全6曲を完奏。同年9月には「トリトン・アーツ・ネットワーク」との共催でショスタコーヴィチ生誕100周年記念弦楽四重奏曲全曲演奏会を行ない、3日間で全15曲を3度目の完奏。

 2008年11月、東京フィルハーモニー交響楽団 第761回サントリー定期シリーズに、マルティヌー作曲「弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲」のソリストとして招聘され、弦楽四重奏団としての高いクオリティを評価された。

 2009年1月の第30回定期演奏会で、ベートーヴェン中期弦楽四重奏曲を完奏。

 2012年6月、結成20周年記念ガラコンサート「20th Anniversary Morgaua Quartet GALA」を福島、東京、大阪で開催。'12年6月と'14年5月、そして'17年3月に日本コロムビアからリリースした、荒井英治編曲のプログレッシヴ・ロック・アルバム《21世紀の精神正常者たち》《原始心母の危機》《トリビュートロジー》により、ボーダーレスな弦楽四重奏団としての高い評価を受ける。

 ショスタコーヴィチ没後40年(2015)から生誕110年(2016)をつなぐ「ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全15曲演奏会」を'15年大晦日から'16年元旦にかけて「横浜みなとみらいホール小ホール」で開催。一晩で全曲演奏するという瞠目のプログラムで多くの聴衆を集め、4度目の完奏。

 2017年6月、結成25周年記念コンサートを福島、東京(vol.1)で、'18年1月にvol.2を東京で開催。

 1998年1月、第10回「村松賞」、2011年5月、2010年度「アリオン賞」、'16年9月、第14回「佐川吉男音楽賞 奨励賞」、'17年9月「第47回JXTG音楽賞 洋楽部門本賞」、'18年6月「第28回みんゆう県民大賞 芸術文化賞」を受賞。

 モルゴーア・クァルテットの斬新なプログラムと曲の核心に迫る演奏は、常に話題と熱狂を呼んでいる。

 モルゴーアは、エスペラント語(morgaŭa=明日の)に原意を持つ。


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