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樋口紀美子 ピアノリサイタル

日時

2019年6月8日(土)14時

会場 浜離宮朝日ホール(東京・築地)
料金 全自由席 一般¥5,000、学生¥3,000
曲目

J.S.バッハ/パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825

乾 春男(生誕90年記念)/ノヴェレッテン(アンダンテ)[1948.7.11]

             ソナタ[1949.8.28]

ショパン/ノクターン 第17番 ロ長調 Op.62-1

     ノクターン 第18番 ホ長調 Op.62-2

     ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58

[後援]

  (一社)全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)

  日本アルバン・ベルク協会

[チケット取扱い]

  朝日ホールチケットセンター TEL.03-3267-9990

  CNプレイガイド TEL.0570-08-9990/p>

  e+(イープラス)http://eplus.jp

[コンサートマネージメント]

  ミリオンコンサート協会 TEL.03-3501-5638

樋口紀美子 ピアノリサイタル・チラシ

樋口紀美子 ピアノリサイタル・チラシ

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出演者プロフィール

樋口紀美子(ピアノ) Kimiko Higuchi / Piano
 6歳より母の手ほどきでピアノを始める。藤田晴子、田辺緑、岡部 昌、永井 進、神西敦子、K.ヘルヴィッヒ、H.E.リーベンザーム、G.アゴスティ、H.チェルニー=ステファンスカ、W.ブランケンハイム、ディノラ・ヴァルジの各氏に師事。武蔵野音楽大学卒業の後、1974年渡独。エッセン国立音楽大学、ベルリン芸術大学、ザールブリュッケン国立音楽大学演奏家コース卒業。

 77年、イタリアのフィナーレ・リグレ国際ピアノ・コンクールにおいて3位入賞。以来、ドイツ、スイス、イタリア各地で数多くのリサイタルを行う。80年スイスのルガノ国際ピアノ・コンクール「スケルツォ特別賞」。81年以来一時帰国しては東京で15回のピアノ・リサイタルを開催。音楽専門雑誌各誌で高い評価を得る。85年東響とラフマニノフの協奏曲第2番を共演。93年10月にはマーラー“大地の歌”ピアノ版を邦人ステージ初演し、「音楽の友」のコンサート・ベストテンにノミネートされるなど絶賛を博す。

 88年よりベルリンのフィルハーモニー、カンマームジークザールを中心に9回のリサイタル(ハンス・アードラー主催)で成功を収め、ベルリン・ピアノ界の常連としての地位を確立した。93年の演奏会はベルリン最大有力紙「デア・ターゲス・シュピーゲル」の批評欄で「微笑む理性」と絶賛された。94年9月、イタリアのシチリア島におけるイブラ・グランプリ国際ピアノ・コンクールでプロフェッショナル・ピアニスト部門入賞。97年リスト・プログラムでCDデビュー、好評を博す。

 ピアノ教育者としては、ドイツ青少年コンクール、ベルリンとハンブルクのスタインウェイ・ピアノ・コンクール、ケーテンのバッハ・ピアノ・コンクールなどで常に上位入賞者、オーケストラとの再度にわたる共演者を出すなど異例の成功を収め、高い評価と注目を集めている。

 ベルリン教会音楽大学ピアノ科講師、ベルリン市立音楽学校ピアノ科および室内楽科講師などを歴任。ピティナ・ピアノコンペティション、ベルリン・スタインウェイ・ピアノ・コンクール審査員。2005年よりドイツ音楽芸術家連盟ベルリン正会員。

 07年7月、33年のドイツ滞在を終えて帰国。08年6月、浜離宮朝日ホールでの帰国記念リサイタルを機に、日本各地でコンクールの審査、講演、公開レッスン、演奏活動を活発に展開している。昭和音楽大学非常勤講師。

 12年、帰国後初のCD「ドビュッシー 12のエチュード全曲」、14年、ショパン・プログラムによる「ノアンの思い出」、17年、「ショパン練習曲集作品10、夜想曲集」をリリース。「CDジャーナル」「レコード芸術」など各誌で好評を博す。



乾 春男(作曲家、1929ー49) Haruo Inui / Composer

 日本近代音楽史における伝説的存在である。20歳のクリスマス・イヴに多摩川に身投げして自死した。そして一般にはほとんど忘れられたが、代表作となった《ペルソナ》(1948)には、藤井一興と入川 舜による2種類のCDまで存在する。

 東京音楽学校作曲科に在学していたとは言え、既にほとんど独学で作曲することができた乾の作品には、まごうかたなき独自の美の世界が確立されている。

 その年の11月1日、日本現代音楽協会の第1回現代音楽試演会で演奏されたデビュー作《ピアノ・ソナタ》は、「現代音楽を生まれながらに知る天才」と絶賛されたという。

 樋口紀美子は乾の姪にあたり、生誕90年を記念してこの日のプログラムに加えた。


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