クラシック音楽のコンサートの企画とマネージメントは、歴史と実績のミリオンコンサート協会で

《ちかしオーケストラ・FINAL part2》を開催するにあたり

　《ちかしオーケストラ》は、田中千香士先生の音楽が大好きで、また彼の人柄を愛して止まない音楽家達が、彼と一緒に音楽がしたいっ!!と集結し、2007年に誕生しました。

　2008年《ちかしオーケストラVOL.1》は、ベートーヴェン・プログラムを演奏し、大成功をおさめることができました。

　2009年《ちかしオーケストラVOL2》は、メンデルスゾーン・プログラムを企画し、千香士先生と共に着々と準備を進めておりました。しかし、コンサートの直前に残念ながら千香士先生は天に召されました。亡くなる直前まで病室にスコアと指揮棒を持ち込み、猛勉強なさっていたのを知り、私達は先生の思いを継ごうと決意しました。コンサートマスターが、千香士先生のスコアと指揮棒を使い、先生の代わりに指揮をし、天国にいらっしゃる先生へ届けと演奏しました。

　2010年《ちかしオーケストラ・FINAL》は、指揮者の広上淳一さんにご協力をいただき、生前先生が演奏をしたいとおっしゃっていた、ベルリオーズの幻想交響曲を大編成で演奏し、大成功をおさめたのを最後に、ちかしオーケストラの演奏活動に終止符を打ちました。

　生前、先生は奥様に、「最後は京都に住みたいね。」とおっしゃっていたそうです。そして2015年１月、先生の七回忌にあわせ、１月31日の先生のお誕生日に、《ちかしオーケストラ・FAINAL part2》を京都にて開催する運びとなりました。

　先生が京響時代を過ごされた思い出深い地、“京都”で私達は、コンサートマスター豊嶋泰嗣と先生の思い出深い曲“浄夜”をメインに演奏いたします。

　皆様、京都府民ホールアルティまで、どうぞお出かけください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちかしオーケストラ一同

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田中千香士プロフィール

■田中千香士（ヴァイオリニスト・指揮者）　Tanaka Chikashi／Violinist, Conductor
　1939年、東京生まれ。50年、全日本学生音楽コンクール第１位。53年、NHK・毎日音楽コンクール第１位。55年、パリ国立高等音楽院に留学し、第１位首席で卒業。
　62年、帰国後、京都市響コンサートマスター、66〜79年までNHK交響楽団コンサートマスターを務めた。N響、新日本フィル、東京都響、日本フィル、京都市響、名古屋フィル、群響等とソリストとして共演。
　室内楽の分野では、田中千香士弦楽四重奏団、田中千香士合奏団を主宰。
　指揮者としては、サラマンカホール（岐阜）オープニングからサラマンカ・フェスティバル・オーケストラを指揮、また国内の主要オーケストラに客演を重ねた。
　2004年まで東京藝術大学教授を務めた。東京藝術大学名誉教授、日本弦楽指導者協会会長、コンサートマスターズ・クラブ・オブ・ジャパン会長。2009年１月19日逝去。享年69。